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ポンコツ博士課程の院生が思ったことをそのまま書くブログ

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【読んだ本】 ウケる技術 【コミュ障改善】

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ウケる技術

小林昌平、山本周嗣、水野敬

 

目次

 

 

 

まえがき

 

 

LOVE理論とか夢をかなえるゾウで有名な水野敬也のだいぶ昔の本

初版は2003年らしい

 

どおおおおおおおしても、他人と会話を弾ませることができない僕にとって、会話の質を向上させることは非常に悩ましい問題であった

 

 

高校時代は最近の表現で言えば「陰キャ」、古風な表現なら「根暗」

とにかく人とまともに会話を続けられなかったので、当然友達なんていなかった

 

唯一、まともに話せたのは勉強を教えているときだけ

要はトピックを与えられると話せるんだけど、雑談というものが壊滅的にできなかった

 

大学デビュー()を夢見て、どこぞの掲示板でスカイプ相手を探し

ちょこちょこ話したりもしてたけど、入学した後の僕の評価は

 

 

「お前、おもんないな」「ほんまコミュ障やな」

 

 

……

 

ひどいものだった。

 

 

自分なりには改善してきたつもりだったけど

一般人から見ると、まだまだカス雑魚ナメクジだったらしい

 

面白くないし、教室の隅っこで机に突っ伏して寝ているような僕が一念発起してコミュ力を鍛えるために

 

思い切ってナンパしてみるか?

クラブに行ってみるか?

街コンに行くか?

 

などなど、

異性との出会いと兼用して、鍛えるのもありかなあと思ったけど

 

 

 

まずは普通に友達が欲しい!!!!!!

というか、まともに会話ができるようになりたい!!!!

 

 

小中高大と基本的に顔見知りしかおらず、プライベートで仲良くなれる人はできなかった

今更遅い気もしてるけど、少しでも人に好かれる人間になりたいと思った

俺だって、休日に友達と遊びに行ってみたいよう…

 

 

いろいろ考えた結果

いきなり体当たり的に訓練するんじゃなくて

とりあえず会話について勉強してみよう!ってことで、この本を買うことにしたのだ

 

そもそもこの年(25歳)にもなって、当たって砕けろ的に訓練する時間は残されてないw

 

 

どうせ体当たりしても、玉砕して心が折れる未来しか見えないしな!!!!

 

ナンパとかさすがに劇薬すぎたわ

 

こういう特攻精神にすぐ飛びつくのだけは辞めようと反省しました

 

本の内容

 

 

この本は著者が見出した面白い人間の会話のパターンをまとめた実践的なコミュ力向上本

 

人間関係のスキルはセンスとかいう先天的なものではなくて、訓練すれば誰にでも身に着けられるという趣旨のもと書かれているわけ

 

だから、コミュ力が今はなくても、この本に書いてあることを少しずつマスターしていけば、ミカヅキモからミジンコくらいには進化できる可能性があるのだ

 

 

構成としては

会話の構成を考えるための戦略紹介

・ケース解説

・ウケるための技術

・会話の例

 

になっているんだけど、

 

 

会話の例が面白くな…い…

 

 

 

技術をわかりやく使っている会話例として書いてあるわけだから、実際話したときに必ずしもウケる会話の例ではないと思うので、そのまま真似すると大やけどする気しかしない…

 

 技術自体は「確かにそうだわ~」って感じのが多いから、内容自体は普通に使えると思う

確かに思い返してみても、こういうのが自然と出てくる人が「面白い人」として認知されている気がする

 

 

体当たり的なのはやる時間はないけど、かといって座学だけで身に付くとも思えないから

とりあえずエッセンスを学んで、あとは自分の頭で考えて会話の中で応用していかないとだめね

 

今後の方針としてはとりあえずエッセンスを覚えて

スカイプとかその辺で話し相手探して

暇な時に技術を意識しながら話す訓練を効率的にしていくのが必要そう

 

 

 

文庫本版はメールの技術も載っているんだけど、今も使えるんだろうかw

さすがにメールの分量をラインで送ってこられるとうざそうだから、今だともう少し削らないとダメそう

 

参考にできる部分はあるとは思うんだけどね

 

 

 

心に残った技術

個人的に読んでいて印象に残った技術、すぐにできそうだな~と思った技術を

少しだけメモしたいと思います

 

 

・ウケる技術2 「建前」p48

 

これはいろんな人がやってるよね

どこまでオーバーに言うか、人に不快感を与えないラインはどこか

その辺は意識しとかないと完全にすべりそう

 

 

・ウケる技術7 「下心」p58

自分がたまたまうけるときはこのパターンが多い気がする

ただあえてオーバーに言わないと、単に気持ち悪い人になるし

内容によってはオーバーに言っても、嫌われる可能性があるから

相手を見て言わないと…

 

 

・ウケる技術12 「俯瞰」p96

これは意識してできるようになりたいと思った技術

自分が空気になった時、滑った時に元の立ち位置まで戻すのにかなり使えそう

 

 

・ウケる技術19 「深読み」p124

コミュ障の要因の一つとして、自分の話はできるけど

相手から会話を引き出せないってのがあるけど

この技術を使えば自然と会話が弾む気がする…知らんけど

 

 

・ウケる技術22 「同調」p144

相手へのレスポンス技術その2

 

自分の経験と合わせると

相手から真剣なネガティブ感が出ているときは、軽めに

逆に軽くネガティブ感が出ているときは、重めに

 

やるのがいいのかな、と思いました

 

 

・ウケる技術28 「天丼」p192

簡単にまねできるけど、意外と難しいよなあ

ウケるときはいいけど、やりすぎると同じことしか言わない、とマイナス評価になってしまう

これは空気を読む技術が必要だから、使う頻度はほどほどにって感じかな?

 

大人数の飲み会で使う方が有効そう

 

 

終わりに

いろいろな技術があったけど

根幹にあるのは「会話で相手を楽しませよう・自分が楽しもう」って気持ちなのかなと思いました

 

話さないといけないっていう強迫観念に押しつぶされないように

ある程度、心に余裕を持たないといけないなと反省しました

 

 

どの技術も結局は相手にツッコミをさせる隙を見せる

あるいは、相手の隙を咎める

 

そういう軽い軽い言葉の殴り合いが重要なんだと改めて認識しました

 

とりあえず、なんとかコミュ力つけられるように日ごろから意識していこうと思います