レポートの参考文献としてwikipediaは使ってはいけないというのは常識だと思う
自分もそれに漏れず、正直wikipediaは使ったことがある
それは白状しておこうと思う
まあ、そうは言っても本とか調べるのめんどくさいと思うし、それっぽい内容のアウトラインくらいは書きたいと思うのが、楽に単位を取りたい人の本意だと思う
そういうことで、楽にレポートを書くためのギリギリセーフなwikipediaの使い方を書いておこうと思う
ちなみにこれで単位が取れないとしても、自分は責任持てません
そもそもなぜwikipediaがダメなのか
「まあ別に本でもいいじゃん」って思う人は多いと思うし、理由は聞かされても腑に落ちない人は多いんじゃないかなとは思う
でも、本来はダメです
一番の理由は書いてある内容の信頼性が低く、かつ内容に責任を取れる人がいないから
wikipediaは不特定多数の匿名の人間が編集を行っているので、誰が書いたのかわからない
極論を言うと、道端で適当に井戸端会議をしてる人の内容を信じられますか?ってことになる
論文は研究者の相互批判という最高レベルのチェックがあるし、本も学術書として出版されているものは、出版に足るだけのクオリティを持っている
もちろん、間違っていることもあるけど、論文も本も書いた人は明確だし、仮に内容が間違っていても書いた本人に指摘することができる
そういう理由でwikipediaを信用のおける1次ソースとして、引用することはできないわけです
副次的な理由としては、書いてある内容がレポートを書く際に見た時と、提出した時では内容が変わっている可能性があるから、というのも気をつけておかねばならない
レポートってのは学術的な研究を始める最初の練習だと思っているので、そういうルールは厳格に適応されるのである
引用でとりあえず書くとか、書かないとかそういう問題ではないんですよね
長々とだめな理由を書いてきたけど、どうせ手を出しちゃうなら「ちゃんと」手を出してほしいのでこの記事を書くことにします
日本語版のwikipediaではなく英語版を見る
日本語のwikipediaは専門分野に関しては、全く役に立たない
研究している人数が多い分野だとそうでもないんだけど、マイナーな分野だと記述量が圧倒的に違う
2019年2月11日時点だと例えば化学の「液晶/liquid crystal」とか無機化学の「ゾルゲル法/sol gel method」や材料科学の「転位/Dislocation」とか物性の「キュリー・ワイスの法則/Curie–Weiss law」などを見てもらうとわかると思う
要は日本でこういった分野の研究をしている人よりも、英語で研究をしている人が圧倒的に多いから、使用言語の人数に応じて内容の充実度が変わってしまうこと
もちろん、内容が充実しているからと言って内容が信頼できるというわけではない
要は内容の雰囲気をふわっと理解することには十分使えるということです
そこで興味を持ってより深く理解しようと思ったら、本なり論文なりで勉強していくのが良いとは思います
英語版を使えば2度おいしい
英語版wikipediaのメリットは他にもある
1つは短文とはいえ英語を読む機会があるということ
もう1つは文献を調べるのが楽だということ
大学に入ると、よっぽど意識が高くないと英語がおろそかになってしまうので
こういう機会に少しでもそれなりにまともな英文を読んだほうがいい
大してよくもないけど、しないよりはマシくらい
もう1つの理由が非常に大きいです
レポートを書くときに1番苦労するのが参考文献だと思う
楽して書こうとする人は本も探さないし、だいたいwikipediaと知恵袋で済ませようとしてるでしょ
なんと英語版にはご丁寧に論文のリンクが貼ってあるので、そこから元の論文を読んで引用しましょう
大学の図書館においてあるパソコンからなら、だいたい論文を閲覧できるはずです
wikipediaよりもずっとまともなことが書いてあるし、英語の勉強もできるので一石五鳥くらいあります
論文を参考文献にしてれば、真面目にやってる感もでますしね
無条件に引用する孫引きはアウトだと思ってるんですけど、1次ソースにまでさかのぼって読んで引用するのは、ギリギリありかなあと個人的に思っています
好ましくないのは確かですけど、まあこの記事の趣旨としては楽にそれっぽいレポートを書こうということなので、悪しからず
もっと楽したいなら…
英語版wikipediaやダウンロードした論文のPDFなり文章の一部を、google翻訳に入れて、適当にツギハギしてください…
とにかく日本語のwikipediaや知恵袋を使うよりはマシなので…
コピペは絶対にダメです
一応、自分の言葉でまとめてください
コピペチェッカーというツールがあるので、確実にばれます
楽して書くのはいいんですけど、できるだけ勉強は積み重ねておきましょう