酒に強い・弱いとは
僕は非常にお酒が好きなんですが、いくら飲んでも酔わないような酒豪ではありません
すぐ顔が赤くなるので、むしろ弱いほうだと思われます
「飲んでるうちに強くなる」と言われたりしますが、実際は全く変化しません
なぜなら、お酒が強い・弱いというのは、生まれつき持っているアルコール分解の酵素を持っているかどうかで決まるからです
これは遺伝子レベルで決まっているので、後天的に鍛えようがありません
分解酵素を持っていない人は持っていないためです
強くなったように錯覚するのは、酔った状態に慣れて意識を保てるようになったからであって、本質的にお酒の許容量が増えることはありません
お酒が弱い人は弱いままなので、きちんと自分の体質を把握して飲みすぎないようにしないといけません
海外の人がお酒に強いのはそもそも遺伝子からして違ったわけですね
どうやって調べるのか?
お酒の強い・弱いを自分で調べるには実際飲んで許容量を調べても良いのですが、遺伝子を調べて判別する方法もあります
そこで今回はこちらの
アルコール感受性遺伝子検査キット
GENOTYPISTのアルコール感受性遺伝子検査キットというものを使って調べることにしました
こちらは口の中の遺伝子を採取して、お酒への強さを調べてくれるサービスです
僕は上のバナーから飛べる公式サイトで購入したのですが、検査キット自体はアマゾンでも購入できます
値段は税込み5700円と少々お財布には痛いですが、どうしても自分のアルコール体制を客観的に調べたかったので、思い切ってやってみることにしました
アルコール分解の仕組みと酵素の働き
アルコールは体内で
アルコール→アセトアルデヒド→酢酸
と分解されていきます
アルコールはお酒の成分で、いわゆる「酔っぱらった」状態を引き起こす物質で血中のアルコール濃度が高くなると急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります
一気飲みをすると危ないのはこのためですね
体は血中アルコール濃度が高まると、肝臓をフル稼働してアルコールを分解しにかかります
それによって発生するのがアセトアルデヒドです
アセトアルデヒドとは二日酔いの頭痛や吐き気を引き起こす物質で、これの分解が遅いといつまでも具合が悪い状態が続くことになります
この物質も体にとっては毒なので、やっぱり肝臓がフル稼働してアセトアルデヒドを酢酸(無害)に変えてくれるのです
このアルコール分解のプロセスで
アルコールをアセトアルデヒドに分解する酵素はADH
アセトアルデヒドを酢酸に分解する酵素をALDHと言います
この検査キットではこの二種類の分解酵素がどれくらい働いているかを調べてもらえます
ADHの働きとALDHの働きをそれぞれ高活性・活性・低活性で分類することで、お酒の強さは9種類に分類することができます
自分が9種類の中のどれにあてはまるかを調べることで
下戸タイプなのか、飲酒で病気になりやすいタイプなのか、依存症になりやすい大酒飲みタイプなのかを知ることができるわけです
アルコール検査キットの使い方
検査キット購入から遺伝子を送るまで
検査を購入すると、手帳より少し縦長サイズの箱が届きます
中には同意書や返送用の封筒、遺伝子を取るための綿棒が入っているか確認をしましょう
今回はWebレポート版を購入したのですが、Web登録カードは捨てないように注意しましょう
遺伝子検査同意書に必要事項を記入したら、いよいよ遺伝子採取です
こちらが採取用の綿棒です
遺伝子採取の手順は付属の説明書にも書いてありますが
手順自体はすごく簡単で
1.口の中を2~3回すすぎ・うがいをしてきれいにする
2.綿棒の先に触れないようにしつつ、口の中に入れる
3.ほほの内側を1分くらいひたすらこする
4.綿棒に触れないよう15分ほど乾かす(自分はこの間にお風呂入ってました)
5.元のキャップの中に綿棒を戻す
これだけですね
あとは付属のぷちぷちの中に綿棒を入れ、返信用封筒に入れてポストに投函するだけ
分析センターに到着後だいたい2~3週間で結果が出るとのことなので、気長に待ってようと思います
結果が返ってきたら続きを書きますね