大学受験も終わり、志望大学に合格した人、ダメで後期入試で合格した人、滑り止めしか通らなかった人、いろいろな人がいると思います
志望通りに行った人はおめでとうございます
この記事では志望校に通らず悔いが残ってしまい、浪人をするかどうか迷ってる人に、浪人したらどうなってしまうかというのを書いてみようと思います
自分は理系なので文系の場合の影響は具体的にはわからないのですが、知りあいに聞いた情報をまとめておきます
浪人はどれくらいマイナスなのか?
結論から言うと、理系の場合はある程度のレベルの大学であればほとんど影響はありません
国公立大学、特に旧帝大以上なら浪人も現役も就職活動のうえでも、研究活動のうえでも全く影響はありませんし、むしろ現役で合格した大学に通うよりも有利になる場合もあります
また人間関係で不利になることもありません
浪人をすると1学年下の人と同じ学年になるのですが、高校卒業した段階の1年だと見た目にも知能にも差はありません
小学生のときなら大きな違いですが、20を超えてくると年齢の差は大した影響がないことがわかります
友人ができるかどうかは年齢の問題ではなく、本人の性格的な問題なので、その点も心配する必要はありません
コミュニケーション能力が重要で、友人ができる人はできるし、できない人はできません
そもそも街を歩いていてすれ違った人の年齢を正確に当てられるでしょうか?
多分、わからないですよね
だから、大学でも敢えて聞かない限り浪人したかどうかはわからないですし、いちいちそんなことを気にする人も減ってきます
大学卒業後の就職活動では理系の場合に限らず、「大学に入ってから何をしたか?」というのが最も重要なので、浪人だけでマイナスになることはほとんどないと言ってよいでしょう
文系でも同様で浪人をしたからと言って不利になることはありません
したがって、もし親が許してくれて、自分がもう一度挑戦する気概があるなら、浪人をしてみても良いと思います
不利になる場合も少しだけある…
浪人はほとんど影響がないと書きましたが、それは1浪だけです
2浪以上になると、就活の面接等でも聞かれますし、企業によってはマイナス評価になることがあります
大学時代によっぽど何か特別な活動を行う、あるいは勉強により資格を取ったり英語能力を伸ばしたりしない限り企業のマイナスイメージを覆すのは厳しいでしょう
2浪以上する場合は最低でも旧帝大以上のレベルの大学に入学しておきたいところです
仮にするとしても、きちんと理由を説明できるようにしておいたほうがいいですね
浪人なんて些細な問題
企業に就職する場合、浪人なんて非常に小さな問題なんですよね
東京大学に現役合格したけど、何も勉強せず3年留年して卒業した人と
1浪して地方国公立大学に入学して、いろいろな勉強をしてスキルや資格を身に着けた人
どっちが評価されるかというと後者です
大学受験は所詮、大学受験であって、企業はそこでは評価しません
それよりもその人がどういう人物なのか、努力ができるのか、どういう技能を持っているのかを総合的に判断して評価します
むしろ浪人をしたことを「目的のために努力して乗り越えた話」として、評価されることもあるくらいです
1流大学とそれ以外の大学で就職は違うのか
これは違うと言えば違うし、同じといえば同じです
学歴フィルターのある企業があると言われている偉業は存在しますし、1流大学で研究をしていないとエントリーすら難しいのは事実です
しかし、それはそれ以外の大学でめざましい結果を残したらチャンスはあるので、やはり自分次第な部分はあります
筆者は中の上くらいのレベルの大学に所属していますが、別に超大手の研究職は無理でも大手の研究職には就けますし、基本的にほとんど差は感じません
何度も繰り返しになりますが、大学に入ってから何をするかが大事です
そして、そこから自分が何を学び、何を身に着けたかを自分の言葉で説明する能力を身に着けるのが最も重要なのです
目標のために浪人しよう
筆者は目標のために浪人するのは大いにありだと思っています
やるなら漠然とやるのではなく、きちんと目標を立てて自己管理をする能力を身に着ける良い機会として、しっかりと勉強すれば長期的にはプラスになると思います
大学に入ってからも
勉強して、遊んで、人付き合いをして、と色々な経験をし、そこから色々なことを自分の糧としていくのが最も重要なのです
大学はゴールではなく、人生を豊かにするためのスタートです
良い大学に入ってもそこが終わりではありません
もやもやしたまま大学生活を送って、あの大学に合格してればなあ・・・と考えてしまい、無駄に時間を過ごしてしまう可能性がある人は、1年と決めてスパッと浪人してみるのはどうでしょうか
駿台の寮について
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