今日も独りで立ち話

ポンコツ博士課程の院生が思ったことをそのまま書くブログ

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21世紀生まれの皆さん大学入学おめでとうございます

2019年は自分にとって卒業や就職を控えた年であり(まだ未確定だけど)大きな転機になる年です

 

新元号が「令和」と発表され、「平成」の世も終わろうとしています

平成生まれというだけで若いと若いとちやほやされたり、けなされたりすることもなくなると思うと、うれしいやら悲しいやら不思議な気持ちです

 

私は平成1桁の前半生まれなのですが、小学生の頃は周りの大人たちから

「もう平成生まれが小学生かー」

「平成生まれとか若いなー」

みたいな反応をされることがあり、バカにされているみたいで不快に思っていたのですが、最近その気持ちがわかるようになりました

 

あれは時間が経過したことに心から驚いて出てきた言葉だったのですね・・・

 

学部時代にバイトとして塾講師をしていたときは

2000年代生まれの子供を教えていても、特になんとも思わなかったのですが

こうして21世紀生まれの人たちが大学生となり、同じ空間で過ごしているのを目の当たりにすると、自分が年を取ったことを実感せずにはいられません

 

1999年から2000年になるときは、パソコンが処理を間違えて世の中のシステムが壊れるといった2000年問題が話題になり(結局何もなかったけど)

2000年から2001年になるときは「君たちは新しい時代を作っていく人になるんだよ」みたいなことを先生から話してもらったりしていました

 

昨日のことのように、というと言いすぎですが

今でもたまに当時のことを思い出しますし、将来の夢とかたくさんあったなあとしみじみしてしまいます

 

どこかで聞いた話ですが、人の体感時間は20歳で半分過ぎるそうです

実際、2001年からの18年の体感時間はだいたい10年分くらいでした

特にここ5年くらいは1年くらいで時間が経過している気がします

 

大学卒業から修士修了までは一瞬で、そして色々なことを学ぼうと思った博士課程の期限も終わりが見えてきています

 

かつて大人たちが

「今のうちに遊ぶんだよ」

「もっと勉強しなさい」

「若い時を大切にしなさい」

と、口を酸っぱくして話してくれたことを理解できるようになったのは

私が当時の彼らの年齢に近くなったからでしょう

 

私は自分の人生において

数少ない成功も数多の失敗も、人生において結果的にプラスになっていたと思っています

 

浪人したことも、受験失敗したことも、大学でネトゲにはまって色んな人と遊んだことも、研究に取り組んで自分に才能がないことを突き付けられたことも、その他思い出せないことも全てが、自分の糧になっています

 

受験がうまくいって希望の大学に入っていたとしたら、それはそれで幸せだっただろうし、今よりも勉学に励んでうまくいっていたかもしれません

 

しかし、今よりもプライドが高くて傲慢な性格な強調されて性格的に本当に終わっていた人間になり、しかもコミュ障も全く治っていなかった可能性も高いです

 

結局は「もし」でしか話すことはできないのでどっちが良かったかを具体的に比較することはできないですし、胸を張って「今のほうが幸せである」とは言えないのですが、今の人生でも色々経験できて、それはそれでよかったなあと思っています

 

唯一後悔していることは。努力しきったとは言えないところでしょうか

遊ぶにしても、勉強するにしても、何か自分が捧げられることを見つけて取り組んでおけばよかったと思います

 

研究がそうなる予定でしたが

残念ながら、自分は深い領域まで精神的な面からも能力的な面からも立ち入ることができませんでした

 

これは自分の研究に対する努力不足でした

もっと基礎的な部分から勉強して、もっと英語を訓練して、もっと論文を読んで、もっと実験を計画的に進めていれば…と何度も思いました

 

じゃあ今から改善しよう、とはしているものの、他の人と比べるとその歩みはうさぎと亀なのでしょう

努力をしてこなかったせいで、努力の仕方がわかっていないから仕方のないことはあります

 

できる人は今できる最善を力の限りする人だと思っているので、自分もそういう風になりたいと改めて思いました

 

なんか年を取った風なことを書いていますが、自分よりも上の人たちから見ると

自分はまだまだ小童なので、将来この文を見たら「何言ってんだこいつ」となるのでしょうか

 

時間は有限で、すぐ過ぎてしまうものなので、諦めずメリハリをつけて努力できるように努力したいと思います

 

 

これから大学に入学する人にアドバイスをするとしたら

1.勉強はちゃんとやる

専門分野と英語は当然として、これにプラスで何かやること

それは哲学でも論理学でも、ビジネスでも何でもいいんですけど、見識を広げる何かをやることをおすすめします

 

2.熱中できる趣味を2つ見つける

趣味は持ったほうがいいです

できれば自己表現系(音楽・絵画などの芸術系や手芸などのモノづくり)ともう一つ持つのがおすすめです

 

行き詰ったときは、どうしようもなくストレスが溜まるので

この内面の葛藤を1人で昇華できる趣味を持ったほうが精神的にゆとりが持てます

もう一つはなんでもいいです

スポーツでもいいし、ゲームでもいいし、食べ歩きでもいいし、旅行でもいいし

なにか楽しいことを見つけたほうがいいです

 

3.自分自身を意識的にコントロールすることを覚える

これはできる人は高校生の時からできているのですが

自分の感情と行動を分けて、理性と本能を明確に区別できるようにしたほうがいいです

「眠いけど早く起きる」のように、本能に逆らって体を支配できるように訓練してるといろいろ捗るなと思いました

 

イライラしたり、悲しくなった時に

感情のまま怒ったり泣いたり、人に相談するのではなく

自分でいったん咀嚼して消化したうえで、必要があればあらためて行動に移せるようにしたほうがいいと思います

 

以上、3点が筆者の浅い人生経験からのアドバイスになります

 

大学生活は自分で楽しもうとしないと、楽しくならないので

私みたいに後悔のないように有意義なものにしてください

 

 

 

 

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