以前、弱虫ペダルの2年目の内容にあまりにもがっかりしたので
こんな記事を書きました
実は2年目に関しては、途中から流し見していたのであまりちゃんと読んでいません
御堂筋と今泉が水たまりで競って、気持ちがうんたら~みたいなとこまではちゃんと読んでいた記憶があるのですが
その後は流し読みしていて、御堂筋脱落で完全に萎えたので、どういういきさつで小野田と真波の最終争いになったかはよく覚えていません
単行本が出たら読み返そうとは思いますし、2年目の内容に改めて文句を言うならその後ですかね
というわけで、ちゃんと読んでいないのにこういうことを書くのは自分でもどうかと思うのですが、弱虫ペダルの今後に期待していることを書こうと思います
インターハイはもう辞めよう!
まずはインターハイにこだわるのは辞めるべきだと思います
理由としてはもう物語として盛り上がりようがないと考えているからです
基本的にライバル関係にあるのは
小野田ー真波
今泉ー御堂筋
くらいで、個人的な好みにはなるのですが、スプリンターの銅橋-鳴子や岸神-鳴子は成り立たないと思っています
それは新開弟をはじめとした2年目で登場したキャラクターに魅力的なキャラクターがいないことが原因だと思っています
鳴子のライバルは1年目の段階で出しておくべきだったと思います
2年目でも1年目と同じように総北サイドが勝ってしまったので、主人公サイドに残された課題はもうなくなってしまいました
仮に3年目の途中で苦戦したとしても、2年連続優勝しているうえにメタ的にも「どうせ勝つんでしょ?」って透けてしまうところが嫌ですね
インターハイならではの要素としては、後輩への引継ぎになると思うのですが
金城世代と違ってインターハイに対する思いとか悲壮感がないので、何を引き継ぐんだろうか?って考えてしまうんですよね
金城世代はインターハイ優勝という大きな目標があって、「負けても後輩に夢をたくす」「勝っても後輩に連続優勝できるよう激励する」ことができるので、小野田世代に引き継ぐ要素はたくさんありました
じゃあ、手嶋世代から引き継げることは何か?、その後の小野田世代が引き継げることは何か?と考えたときに、2年目の優勝が大きく足を引っ張ると思います
こうなると3日間全て1位の完全優勝しかやることがないんですよね
3年目に完全優勝できなかったら、盛り上がる箇所がありませんし、ストーリーの展開もできないと思っています
それは弱虫ペダルのストーリー構造に原因があると思っています
「王者箱根学園に対して主人公たちがどう挑むのか、そこにダークホース京都伏見がどう絡むのか」という構図を1年目から貫いています
今となってはこれが問題で、キャラクターの能力はドカベンと同じように、主人公サイドが負けようがないのに、物語の構図が主人公の挑戦になっているところが違和感しかありません
苦戦しようがないのに、苦戦しているところがよくわからない
だから、総北が負けるとしたら2年目しかありませんでした
2年目は箱学がリベンジし、手嶋世代は「次年度の優勝、可能ならば夢の完全優勝」を
小野田世代に激励するのが展開として一番丸いと思っていたので…
それと小野田世代と後輩世代の関係性が希薄なのが一番良くないと思います
後輩で唯一のインターハイメンバーは鏑木ですが、彼は青八木と関係性が深くなってしまいました
小野田世代は「言葉ではなく結果で後輩に語る」世代になってしまったわけです
3年目のスタメンが小野田今泉鳴子は確定で杉元も入ると考えると、後輩枠は鏑木+誰かで、今更絆をつなげる必要があるかは疑問なんですよね
鏑木と小野田世代でなんらかのイベントがあればまだ違ったのですが…
後輩とイベントを出すなら、インターハイ後に何かイベントがあればいいなとは思うのですが、またインターハイまで飛ばしそうだしなあ、というのが正直なところです
唯一残っている御堂筋の改心イベントを挟むタイミングがあったとしたら、2年目だったと思っています
2年目で独りよがりだと勝てない→3年目は仲間を信頼するようになる
御堂筋のキャラ的に仲間を駒として、勝利のために信頼するという落としどころになるとは思うのですが、そういうイベントもありませんでした
3年目のインターハイ途中で改心されてもなんだかな、と思うので
彼はこのままのキャラ性でいくのでしょう
というわけで、今さら苦戦されたり、急なライバルが出てきても、後輩キャラが出てきても自分は受け付けないので、インターハイで敢えてやらないといけないことってないともう残ってないと思うんですよね
戦いの舞台を国外へ・・・
弱虫ペダルの今後の方向性として自分が提唱したいのは
「キャラの実力をどんどんインフレさせるべき」
ということです
もう小野田はこれ以上の成長の余地がありません
むしろ成長するとぶっちきりの最強選手になってしまうので、アクシデント以外で着順を落とせません
しかし、アクシデントを起こすと結局今までと同じになってしまう…
だから、レースの舞台をインターハイから国内のロードレース大会、そしてツール・ド・フランスへと移していくべし、というのが私の結論です
小野田は現状でも最強格の選手ですが、国内外のプロの選手が悠々と小野田を抜いて格の違いを見せつけることで、小野田の株を下げずに成長物語をかけます
また、一回負けたら終わりというわけでもないので、インターハイのようにメタ的に主人公サイドの勝ちが透けるということもありません
小野田に欠けていた挫折、特訓、勝利の流れをスムーズにかけるうえに、これまでとは異なる人間関係チーム編成もできるので、物語の幅はぐっと広がるのではないかと思います
少し商業的な発想でいくと、弱虫ペダルはキャラ人気で持っているところもあるので、クロスバイクでは活躍している卒業した先輩達と小野田世代を劇中でスムーズに戦わせることによって、ある種のドリームマッチを演出することもできます
同じロードレースの漫画である「かもめチャンス」のように、ツール・ド・フランス挑戦に向けたチームを作り、メンバーの選抜とかチームでのロードレースへの参加などをやれば、また色々できて面白そうですし
(かもめチャンスはリアル志向のロードレースマンガで面白かったのでおすすめです)
仮にチームを作るとしたら、小野田今泉鳴子真波御堂筋+1人になりそうですが、この1人は新キャラの実力者を入れてレースに参加するのを見るのも面白いなと思います
弱虫ペダル世界でのロードレースは自転車駅伝のような雰囲気ですが、世界編では現実のようにせっかくならチームスポーツだけど個人スポーツでもあるという側面を描いてほしいなと思います
エースを勝たせるように戦略を組むけど、狙えるならアシストが着順を取りにいってもいい、チームだけどチーム内でもバチバチに争うようにすれば御堂筋のキャラとも矛盾せずに、うまく話が膨らむと思ってます
小野田世代 VS 先輩チーム
日本 VS 世界
の構図にすれば、いくらでも展開は書けそうなので、また弱虫ペダルの人気が盛り上がるのではないかと思います
1ファンの余計なお世話感満載の妄想を書き連ねましたが、弱虫ペダルのことはなんだかんだ応援していて楽しんでいるので、また面白いストーリーを読みたいですね
先の展開にまた期待して待っていようと思います